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医療事務認定実務者試験とは【合格率・受験料・日程など解説します】

2023年9月28日

こんにちは、misa(@misa_iryoujimu)です。

医療事務の資格を取って、正社員で働いた経験もある元医療事務員です。

今回は「医療事務認定実務者試験」について詳しく解説していきます。

 

今、ここを読んでくれている方の中には

どの資格を取ろうか迷ってる。
取る資格を決めるために、この試験について詳しく知りたい!

と思っている方もいると思います。

医療事務の資格試験はとても数が多く、どの資格を取ればいいか悩みますよね。

この記事を読むと

合格率・受験料・試験日程などが分かる
⇒これらの試験概要を知ることで、どの資格を取るか決めるときに参考になります。

ぜひ最後まで読んでもらって、資格選びの参考にしてください。

 

医療事務認定実務者試験とは合格率60~80%の資格試験です。

まず「医療事務認定実務者試験」とは全国医療福祉教育協会というところが行っている試験です。

数多くある医療事務の資格試験のひとつで、2016年から開始された比較的新しい資格試験になります。

 

試験は1ヶ月に1回(年12回)実施されていて、受験者は年間で1万人以上にもなります。

ちなみに2020年度の試験実績は、こんな感じです。

出願者受験者合格者合格率
15,855人15,615人12,357人79.1%

この試験では

学科問題
⇒医療事務に関する基礎知識

実技試験
⇒クリニックの外来レセプト1問

これらがすべて4択問題として出題されます。

このことからも実務で必要になる「医療事務の基本」を試す試験であることが分かります。

合格率もそこそこあるし、初めて取る医療事務の資格としてはおススメです。

試験概要・試験日程・受験会場

次に試験の概要をみていきましょう。

試験形式■学科問題(マークシート):30問
■実技問題(マークシート):外来1症例
試験時間90分
受験資格特になし
受験料■一般受験(一般):5,000円
■団体受験(認定機関の通信受講生・通学受講生):4,500円
※価格は税込です。
持ち込み可能。参考資料、ノート等の資料、電卓など。
出題内容■学科問題
・接遇とマナーに関する知識
・医療機関における各種制度に関する知識
・医療事務業務に関する知識
・診療報酬請求に関する知識
■実技問題
・レセプト作成
合格基準原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上で合格。
問題の難易度等によっては変動あり。
合格率おおむね60%から80%

次は試験の日程についてです。

試験日出願期間合否発送予定日
2021年8月22日(日)2021年6月1日(火) ~7月26日(月)9月13日(月)
2021年9月26日(日)2021年7月1日(木) ~8月26日(木)10月18日(月)

試験は1ヶ月に1回(年12回)実施されています。

最新の試験日程や、変更があった場合は公式サイトでお知らせされます。

 

次は試験会場についてです。

受験する場所は、自宅または会場になります。

在宅受験
⇒一般・認定機関の通信講座受講生は自宅での受験です。
⇒在宅受験は日本国内のみ。

会場受験
⇒対象の通学受講生は授業を行っている学校、スクールの教室などで受験になります。
会場受験は原則として、認定機関が開講している講座受講生が対象です。

 

学習した年度に合わせて受験ができる

この試験は、医療事務の試験としては珍しく「学習した年度に合わせて受験が可能」です。

それってどういうこと?

と思われた方もいますよね。

というのも、医療事務はふだん会計をするときに「診療報酬点数」という点数を使って金額を決定しています。

例えば

この薬を処方したら◎点、この検査をしたら▲点

というように、自費以外の診療行為にはすべて点数が決められています。

 

この点数は厚生労働省によって定められていて、2年に1回改訂されます。

つまり、2年に1回点数が変わってしまう項目があるんですね。

 

例えば「ある検査」があって、この検査の点数改定があったとします。

改定前改定後
100点125点

こういう感じで点数が変わってしまいます。

なんでこれが問題なの?

そう思われた方は勘が良いです。

 

実は、この「診療報酬点数」というのは「医療事務の超基礎知識」になります。

この点数がなければ医療事務の勉強は何も始まりません。

なので当然、どの医療事務の資格試験でも、この点数を求める問題がたくさん出題されます。

そして、もちろん答えとして書く点数は「正しい点数」が正解になります。

正しい答えが正解だなんて当たり前じゃない。
何言ってるの?

と思われた方もいると思います(;^ω^)

結論が遅くなりましたが

自分が勉強した時期によってはテキストの「点数が違う」ことがあるかもしれないということです。

 

例)

1.点数の改定前に購入した本で「再診料◎点」と勉強した。

2.点数改定で「再診料が◎点→▲点へ変更」があった。

3.改定後に試験の解答欄に「再診料◎点」と書いたら不正解になった。

多くの医療事務の資格試験では、こういうことが起こり得るんです。

 

しかし、この試験では「勉強した年度に合わせて」受験することができるため、勉強している途中で点数改定があったとしても、そのままの点数で受験することができます。

 

メリット

この「年度に合わせて受験ができる」メリットとしては、テキストを改めて買う必要がないことです。

他の試験では「最新の点数=正解」としていることがほとんどです。

なので、勉強途中で点数改定があるとテキストを最新版に買い直す必要があります。

しかし、この試験では勉強した年度に合わせて受験ができるので、テキストを買い直す必要がなくなります。

 

デメリット

次は「年度に合わせて受験ができる」ことのデメリットです。

デメリットとしては、診療点数を古い点数のまま覚えてしまうことです。

やはり、医療事務たるもの

点数は常に「最新の正しい点数」で覚えることが大切よ!

と思われる方もいるかもしれません。

しかし実を言うと、点数計算は全てパソコンが行ってくれているので覚えなくても大丈夫なんですよね(;^ω^)

デメリットとしては一応書きましたが、古い点数で覚えたところで実務のときにほぼ困ることはありません。

なので、みなさん「自分の受験しやすい方法」を選んでください。

まずは「合格して資格を取ること」
これが一番大切です。

 

受験申込から合否発表までの流れ

次は、試験申込から合否発表までの流れを具体的にみていきましょう。

今回は一般受験のおおまかな流れになります。

団体受験の方は受講している認定機関の案内に沿ってください。

 

1. 受験願書を請求する
まずは電話(03-5925-6548)もしくは公式サイトの専用入力フォームから受験願書を請求します。
⇒専用入力フォームはHPの「試験のお申込みはこちら」から入力してください。

2.受験申込・受験料支払いを行う
申込はインターネットまたは郵送になります。
受験料は出願期間最終日までに銀行振込で支払いを行います。

3.受験票が到着する
試験の約10日前に受験票が自宅に届きます。

4.受験+問題・解答用紙の返送
受験票の案内に沿って試験を行います。
試験終了後に、試験日の翌営業日までに問題用紙・解答用紙を書留で返送します。

5.合否通知+合格証書
合否通知は、普通郵便で送られます。合格者には合格証書が同封されています。

詳しい内容は必ず公式サイトで確認してください。

 

医療事務認定実務者試験取得に対応している講座

勉強方法としては独学、または対応している講座を利用することになります。

独学については、また別記事でまとめますね。

では講座受講のメリット・デメリットを簡単にみていきましょう。

 

講座受講のメリット

対応している講座のメリットとしては、最短・最低限の費用で試験合格が目指せることです。

資格に対応している講座なので、使用するテキストは「医療事務認定実務者試験に合格するためのノウハウが詰まった本」ということになります。

いわゆる「専用テキスト」で勉強することで、最短で合格を目指せます。

また受講することで余計な本を買うことがなくなります。
なので、費用も最低限で済みます。

 

講座受講のデメリット

講座受講のデメリットとしては、やはりお金がかかることです。

その点、独学は基本的に「テキスト代」のみで勉強を進めることができます。

しかし実際には勉強している途中で

なんだかこのテキスト分かりにくいなぁ。
別のテキストを試しに買おう。

となって、テキストが積みあがってしまう人がいます。

嘘みたいな本当の話。

実際に私の知人にもいましたからね…(-_-;)

なので、初めて医療事務を勉強する人には特に「独学」はおススメしていません。

私も初めて勉強したときは医療事務の通学講座を利用しました。
その経験から独学は「経験者」におススメしてます。

さて、話が逸れましたが

この試験に対応している講座は「ユーキャンの医療事務講座」になります。

こちらで詳しく書いてますので、興味のある方は読んでみてください。

まとめ

では今回のまとめです。

医療事務認定実務者試験とは

医療事務の民間試験
全国医療福祉教育協会が2016年から実施している医療事務の資格試験です。

試験は毎月(年12回)実施
試験は1ヶ月に1回(年12回)実施され、受験者は年間で1万人以上にもなります。

医療事務の基礎知識を試す試験
基礎知識の「学科問題」と、診療所の外来レセプトより「実技試験」が出題されます。
解答はすべて4択マークシート方式です。

学習した年度に合わせた受験が可能
2年に1回行われる点数改定を気にせず、受験ができます。

試験概要

試験形式■学科問題(マークシート):30問
■実技問題(マークシート):外来1症例
試験時間90分
受験資格特になし
受験料■一般受験(一般):5,000円
■団体受験(認定機関の通信受講生・通学受講生):4,500円
※価格は税込です。
持ち込み可能。参考資料、ノート等の資料、電卓など。
出題内容■学科問題
・接遇とマナーに関する知識
・医療機関における各種制度に関する知識
・医療事務業務に関する知識
・診療報酬請求に関する知識
■実技問題
・レセプト作成
合格基準原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上で合格。
問題の難易度等によっては変動あり。

合格率
おおむね60%~80%です。

試験日程・試験会場

試験日程
最新の試験日程は公式サイトに掲載されています。受験希望の方は必ず確認してください。

試験会場
自宅での「在宅受験」または、認定機関が行う「会場受験」になります。

受験申込から合否発表までの流れ

1. 受験願書を請求

2.受験申込・受験料支払い

3.受験票が到着

4.受験+問題・解答用紙の返送

5.合否通知+合格証書

■詳しい内容については必ず公式サイトで確認してください。

医療事務認定実務者試験に対応している講座

【広告】ユーキャンの医療事務講座

⇒当サイトでまとめている「ユーキャンの医療事務講座」はこちら

というわけで、今回は医療事務認定実務者試験についてまとめました。

この資格は比較的新しい資格ですが、受験者数も年々増えています。

勉強すれば取得できる資格なので、初めて取る医療事務の資格としてはおススメです。

「年度に合わせて受験できる」制度も他の試験にはない特長なので、ぜひ利用する方はしてください。

まずは資格取得を目指して勉強しましょう!

では、ここまで読んでいただきありがとうございました!

ちなみに他の資格試験についても解説してます。

他の医療事務の資格はこちら

医療事務技能審査試験

医科2級医療事務実務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験

全て当サイト内で解説してます。
興味のある方はぜひどうぞ♪