【試験内容・合格率など】医療事務検定試験について【元事務員が解説】

こんにちは、misa(@misa_iryoujimu)です。
医療事務の資格を取って、正社員として働いていた元医療事務員です。
今も医療事務に関する仕事をしています。
今回は「医療事務検定試験」について、分かりやすく解説します。

医療事務検定試験って、どんな資格なの?

資格選びのために、合格率とか知りたいな。
といったように、とにかく医療事務検定試験について知りたい方向けの内容です。

医療事務検定試験の試験内容・合格率・合格率をアップさせる方法などが分かります。
試験概要が分かると「どの資格を取るか」を決めやすくなります。
また、実際に「この資格を取りたい!」となったときのおススメの勉強方法についても解説しています。
ぜひ最後まで読んで、資格選び・講座選びの参考にしてください。
医療事務検定試験とは
まずは「医療事務検定試験ってどんな試験?」からいきましょう。
医療事務検定試験は、日本医療事務協会(JMCA)が実施している医療事務の資格試験です。
日本医療事務協会とは、医療事務スタッフ養成のため、医療事務講座を始めとする短期講座の運営、ならびに医療事務代行業を目的としている団体で、1975年に医療事務の専門校を設立しています。

以前から、医療事務スタッフを養成している歴史のある団体です。
そんな日本医療事務協会が実施する資格試験は
医療事務全般の基本的な知識と技術が審査されます。 医療保険制度の知識から、医療事務の実践的なスキルである医療費算定の知識が問われます。資格取得後は医療機関で即戦力として活躍できます。
日本医療事務協会の公式サイトより。
このように、実際の仕事でも使う知識を試す試験になっています。

なので「合格=現場で活かせる」知識が身に付きます。
試験概要
続いて「試験概要」です。
受験資格 | ・日本医療事務協会が認定する医療事務講座を修了した者 ・受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学等 ・受験申請のあった一般受験申込み者 |
受験科目 | 学科試験・実技試験(両方の受験) |
試験日・時間 | 試験日/ 詳しくはお問合せ下さい。 試験時間/ 2時間 |
受験方法 | 会場受験 ※教材・資料の持ち込み・閲覧可。 ※筆記用具は 実技・学科ともにHB以上の黒鉛筆(シャープペンシル可)。 ※計算機を除く携帯電話などの電子機器の使用はできません。 |
試験会場 | 開催月により異なります。詳しくはお問合せ下さい。 |
受験料 | 7,700円(税込) |
申込方法 | ①必要書類一式(受験要項・検定試験申請書)をご請求ください。その際、実施会場についてもご確認ください(日本医療事務協会:03-3349-6011)。 ②試験日の10日前までに協会あてに申請書類一式を郵送にてお送りください(当日必着)。 ※期日までに申請書が届かない場合、申込は無効となります。 |
合格発表 | 郵送による文書にて通知(試験日の約2週間後) |
注意事項 | ・お申込み・お支払い後のキャンセル・日程変更はできません。 ・受験料はお振込にてお受付いたします。 |
試験日についての補足です。
試験日は「詳しくはお問い合わせください。」と書いてあります。
実はこれ、受験資格にもある「日本医療事務協会が認定する医療事務講座」を受講することで、試験に毎月チャレンジすることができます。
この講座については、後ほどいっしょに解説していきますね。

試験概要は資格選びのポイントです。自分の都合に合っているかどうかを確認しましょう。
合格率
次は気になる「合格率」についてです。
年度 | 合格率 |
---|---|
2020年度 | 92.2% |
2019年度 | 88.5% |
2018年度 | 90.6% |
2017年度 | 87.8% |
2016年度 | 88.1% |
この試験は高い合格率を誇り、2016~2020年度の合格率平均は「約89.4%」になります。

かなり合格率が高い試験ですね。
ちなみに「合格になる基準」はこんな感じです。
合格基準 | 問題の総得点の70%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。 |

およそ70%の正解で合格になります!
履歴書への書き方
今度は資格を取ってからの話ですね。「履歴書への書き方」です。
この資格は合格すると、履歴書に「日本医療事務協会主催 医療事務検定試験 合格」と書けます。

これで「資格を持ってます!」と分かりますね。
おススメの勉強方法
さて、ここまでは「試験概要」などについて解説してきました。
ここからは

実際に受験するぞ!となった場合のおススメの勉強方法について解説していきます。
初学者・経験者ともに「認定講座」がおススメ。
早速ですが、結論です。
初めて医療事務を勉強する人は「日本医療事務協会が認定する医療事務講座」がおススメです。
こうやって書くと

結局はお金がかかる話になるじゃない…。
と言われますが、これにはきちんと理由があります。
なぜなら、初心者の方は独学を選んでしまうと「受講料金以上の金額がかかってしまう可能性がある」からです。これでは本末転倒です。
こちらの記事で詳しく解説しています。興味ある方は読んでみてください。
さて、話を戻します。今度は経験者の場合です。
実は、経験者の場合であっても、「日本医療事務協会が認定する医療事務講座」をおススメしています。
他の資格なら「経験者は独学でもOK!」と書くのですが、この試験は違います。
さきほど書いたように、この試験は「日本医療事務協会が認定する医療事務講座」を受講することで、毎月チャレンジすることができます。

そのため、経験者の場合も「認定講座」をおススメしています。
認定講座のメリット・デメリット
講座受講での「メリット・デメリット」をまとめました。
1. 受講することで、講師に「分からないところを聞く」ことができる。
2. 受講することで、実施される試験に毎月チャレンジできる。
3. 認定講座なので、届いた教材をやればOK。余計な本を買わなくて済む。
■ 受講料がかかる。
日本医療事務協会の「医療事務講座・通信コース」
では、肝心の認定講座についてです。
さきほどから出ている「日本医療事務協会が認定する医療事務講座」とは、日本医療事務協会が開講している「医療事務講座・通信コース」になります。
公式サイトはこちらです。

またこちらの講座の詳しい解説も、後日記事を書いていきたいと思います。
最後に
今回は「医療事務検定試験」の基本となる試験概要、おススメの勉強方法についてまとめてみました。
これはどの医療事務の資格にとっても言えることですが、資格を取って就職してからが「本番」です。
私は資格取得は「医療事務になるため」の入り口だと思っています。
この記事がみなさんの資格・講座選びの参考になると嬉しく思います。

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