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・知りたい!医療事務技能審査試験(メディカルクラークⓇ)

2023年9月25日

医療事務技能審査試験とは

こんにちは、misa(@misa_iryoujimu)です。

 

数多くある医療事務の資格ですが、今回はその中でも、長年の歴史と実績がある「医療事務技能審査試験」についてまとめてみました。

この試験は、一般財団法人日本医療教育財団が、昭和49年から実施しており、これまでの総受験者数は163万人、合格者は92万人を超える試験です。

個人だけではなく、団体受験をする教育機関なども数多く登録されており、医療事務関係としては最大規模の試験となっています。

なので、医療機関の知名度も高い試験です。

合格すると、「メディカルクラーク」の称号が付与されます。

試験概要

試験の目的 医療事務業務に従事する者の有する知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とします。
試験の対象 医療機関等における受付業務、診療報酬請求事務業務に関する職業能力を審査の対象とします。
受験資格 特になし
試験日程 医科:年12回(毎月)
合格率 約50%~60%(実施団体は非公表)
受験料 医科:7,700円(税込)

まずは試験概要です。
ザックリと把握しておきましょう。

医科の試験は、毎月行われているため、受験しやすいと思います。

合格率については、実施団体からの公表はないのですが、約50~60%と言われています。

 

試験内容

試験時間 3時間
試験場所 在宅試験(2020.7月現在)
試験内容 実技Ⅰ:患者接遇についての問題を2問(記述式・50分)
学科:医療事務の知識についての問題を25問(選択式・60分)
実技Ⅱ:レセプト点検についての問題を4問(70分)
合格ライン 学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が70%に達した時点で合格。
試験科目免除制度:3科目すべてを受験したうえで、得点率70%に達した科目は、6ヵ月間に限り受験が免除となります。

次に、大まかな試験内容と、合格ラインです。

試験は、実技Ⅰ⇒学科⇒実技Ⅱの順番で、3時間続けて行われます。

実技Ⅰは、患者接遇の問題です。
自分が医療事務で受付をしていると仮定して、患者さんから受けた質問に対しての答え方を、400字程度で記述する問題です。

学科は、医療事務の知識を問われる問題です。
医療保険制度・公費負担医療制度・診療報酬算定など、3択問題で出題されます。

実技Ⅱは、レセプト点検の問題です。
4枚のカルテとレセプトを見比べて、間違っている場所を訂正していく問題です。
レセプトの問題は、医療事務試験の代名詞とも言えますね。

合格ラインは、「全ての試験で正答率が70%以上あること」です。
1科目でも70%以下だと、不合格となってしまいます。しかし、この試験では試験科目免除制度があり、70%に到達した科目は、6ヵ月間に限り受験が免除されます。
(例:4月度初回3科目受験→11月末日まで免除)
不合格となった場合でも、不合格の科目を集中して勉強出来るため、合格しやすくなります。

試験範囲

次は、試験範囲の細かい内容です。

・学科

医療保険制度 ①健康保険、②船員保険、③各種共済組合、④国民健康保険、⑤退職者医療制度
・入院時食事療養費および入院時生活療養費
・保険外併用療養費、高額療養費
高齢者医療制度 ①制度の概要、②特定健康診査、③後期高齢者医療給付
公費負担医療制度 ①感染症法、②生活保護法、③学校保健安全法、④精神保健福祉法、⑤身体障害者福祉法、⑥障害者総合支援法、⑦児童福祉法、⑧母子保健法、⑨原子爆弾被爆者援護法、⑩特定疾患治療研究事業、⑪難病の患者に対する医療等に関する法律
介護保険制度 ①制度の概要、②予防給付・介護給付、③介護サービスの利用方法
④介護保険と医療保険等の関係
医事法規一般 ①医療保障制度の基礎用語、②医療法、③医療保険各法、④療養担当規則
⑤関連法規(医師法等)
医事業務 ①医事担当者の心得(個人情報の適切な取扱いを含む)
②外来・入院業務、③窓口会計業務
選択問題
右記の中から1つ選択
診療報酬請求業務:医科診療報酬に係わる事項(出来高・DPC制度)
医学一般:①各器官系の名称・構造・機能、②人体解剖と病理、③疾病の原因と治療
薬学一般:①医薬品の種類と薬効分類、②各器官系に作用する薬物
診療録:①医科医療用語・略語、②その他カルテ読解に必要な事項、③電子カルテシステム

・実技Ⅰ

コミュニケーション 医事課患者応対

・実技Ⅱ

診療報酬請求業務 医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検

以上が、細かい試験範囲になります。

正直、私も最初はサッパリ分かりませんでした。
「漢字と専門用語ばかりで意味不明!(-"-)」と思いましたが、勉強すると分かってくるので大丈夫です。

 

申込~合格発表までの流れ

まずは、試験の申込の流れです。

1.申込期間 当該試験日の2ヵ月前より3週間前まで
2.申込方法 受験料を銀行振込(財団指定口座)にて納入し、所定の受験申込書に振込明細書を貼付のうえ、日本医療教育財団本部へ郵送
3.受験票発送 当該試験日の10日前までに受験票を発送

次に、受験の流れです。

1.試験問題の受取 受験申込書に記入されたご住所へ、宅配便にて試験日当日の午前中指定で試験問題を発送
2.問題・解答の返送 試験日翌日までに、同封の返信用封筒に試験問題・解答用紙を封入し、発送記録の残る方法で送付

そして、合格発表の流れです。

1.結果発表 当該試験日から約1ヵ月後に郵送により通知
2.合格証書の交付 当該試験結果通知から約1ヵ月後に郵送

 

まとめ

今回は、医療事務技能審査試験の詳しい内容について、まとめてみました。

受験を考えている方は、一般財団法人日本医療教育財団のHPも確認しておきましょう。

医療事務の資格は、しっかりと勉強すれば合格出来る試験が多いです。

現場では、未経験でも資格や知識をもっていることは前提!としていところも多いと思うので、積極的に勉強していきましょう!

また、筆者もこの資格を持っているので、通った講座や勉強方法などについても、コチラに書いてみました。
良ければ合わせて読んでみて下さい♪