【医療事務講座】教育訓練給付制度について解説【お得に受講】
こんにちは、misa(@misa_iryoujimu)です。
医療事務の通学講座で資格を取って働いていた、元医療事務員です。
今回は通信講座などでよく見かける「教育訓練給付制度」について解説します。
今、ここを読んでくれている方は
利用するとお得って聞くけど
どれくらいお得なの?
これって私も利用できるの?
と思っている人が多いですかね。
医療事務の講座を受講しようと考えている。どうせならお得に受講したい!と思っている人向けの内容です。
■ 制度の内容・戻ってくる金額・対応している講座がわかる
⇒自分が一番お得に受講できる講座が分かります。ぜひ講座選びの参考にしてください。
今回は厚生労働省のHPも参考にして「詳しくわかりやすく」解説していきます。
では、早速みていきましょう!
教育訓練給付制度とは
この教育訓練給付制度とは、雇用保険に含まれる制度のひとつです。
条件を満たした人が、厚生労働大臣が指定する講座を修了すると受講料の一部を支給してくれる制度になります。
雇用保険とは、加入者が失業したときなどに
サポートしてくれる国の保険です。
この支給されるお金のことを「教育訓練給付金」といいます。
給付金には二種類あり
- 一般教育訓練給付金
- 専門実践教育訓練
医療事務の講座は「1.一般教育訓練給付金」が対象になります。
なので、この記事では
一般教育訓練給付金についてみていきましょう。
支給額は受講料の20%!
ではこの「一般教育訓練給付金」で支給される金額は、どのくらいでしょうか?
答えは、受講修了までに支払った金額の20%(上限10万円)です。
支給額が4,000円未満の場合は支給されませんが、ほとんどの医療事務講座では4,000円を超えます。
■ ユーキャンの医療事務講座(一括払いで49,000円)の場合
20%(9,800円)が戻ってくるので、実際の負担額は39,200円になります。
■ ヒューマンアカデミーの医療事務総合コース(一括払いで432,740円)の場合
20%(86,548円)が戻ってくるので、実際の負担額は346,192円になります。
こうやって見ると分かりやすいですが、とても大きな金額ですよね。
支給される条件は「雇用保険」
では次に、支給される条件についてみていきます。
先ほど書いたように、この制度は雇用保険の制度のひとつになります。
なので、支給されるかどうかは雇用保険の加入状況によって異なります。
・今、現在「働いている人」と「働いていない人」
・さらに「今回初めて利用する人」と「すでに使ったことがある人」
に分けてみていきます。
支給されるには、下記に当てはまる人が厚生労働大臣が指定する講座を修了する必要があります。
■ この制度を初めて利用する場合
⇒雇用保険に1年以上加入している
■ この制度を以前使ったことがある場合
⇒雇用保険に3年以上加入している
⇒前回の支給決定日から3年以上経過している
■ この制度を初めて利用する場合
⇒仕事を辞めてから1年以内
⇒働いていたときに雇用保険に1年以上加入していた
■ この制度を以前使ったことがある場合
⇒仕事を辞めてから1年以内
⇒働いていたときに雇用保険に3年以上加入していた
⇒前回の支給決定日から3年以上経過している
というか、雇用保険に加入しているのか分からないわ。
このように、もし雇用保険に加入しているかどうか不明な方は、給与明細を確認してください。
加入している場合は、毎月給与から引かれているはずです。
また、お近くのハローワークでも確認することができます。
ハローワークでは
■ 自分が受給できるかどうか
■ 受講しようとしている講座が、この制度に対応しているかどうか
を調べてもらうことができます。
ハローワークで確認すること。
これが一番確実です。
ハローワークで確認するときの注意点
さきほど「ハローワークで確認すること」について書きましたが、実は注意点があります。
というのも
この制度を利用できるか知りたいから
調べて欲しいんですけど。
って言うだけでは教えてもらえません。
以下のものが必要になります。
■ ハローワークで配られている「教育訓練給付金支給要件照会票」
■ 本人確認できるもの(運転免許証など)
■ 本人以外が行く場合は委任状
これらを持って、お住まいの地域の
ハローワークへ提出してください。
ハローワークで確認しただけでは「この制度を申請したわけではない」ので注意してください。
確認した上で利用する場合は、再度申請が必要になります。
教育訓練給付制度が使える講座は?
次はこの制度が対象になっている「医療事務講座」です。
■ ヒューマンアカデミー
医療事務総合コースが対象です。
当サイトで解説している記事はこちら。
■ フォーサイト
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) スピード合格講座の「通常セット」が対象です。
※DVDオプション料金は制度対象外です。
当サイトで解説している記事はこちら。
■ ユーキャン
医療事務の資格取得講座が対象です。
当サイトで解説している記事はこちら。
■ ニチイ
医療事務講座(通学・通信)など対象講座がいくつかあります。
当サイトで解説している記事はこちら。
対応している講座も
順次追加していきますね。
まとめ
では今回のまとめです。
条件を満たした人が、厚生労働大臣が指定する講座を修了すると「受講修了までに支払った金額の20%(上限10万円)」が戻ってくる制度。
【現在、働いている人】
■ この制度を初めて利用する場合
⇒雇用保険に1年以上加入している
■ この制度を以前使ったことがある場合
⇒雇用保険に3年以上加入している
⇒前回の支給決定日から3年以上経過している
【現在、働いていない人】
■ この制度を初めて利用する場合
⇒仕事を辞めてから1年以内
⇒働いていたときに雇用保険に1年以上加入していた
■ この制度を以前使ったことがある場合
⇒仕事を辞めてから1年以内
⇒働いていたときに雇用保険に3年以上加入していた
⇒前回の支給決定日から3年以上経過している
■ 給与明細で「雇用保険」を確認する
■ ハローワークで確認する
⇒必要な書類を持って、お住まい地域のハローワークへ。
■ ヒューマンアカデミー
■ フォーサイト
■ ユーキャン
■ ニチイ
いかがでしたか?
今回は「教育訓練給付制度」について解説してみました。
国の制度ってなかなか使う場面になると、小難しくて「まぁいいか」ってなりますよね。
でもこの制度は戻ってくる金額も大きいので、ぜひ利用できる方は積極的に活用してお得に資格を取りましょう!
ではここまで読んでいただきありがとうございました♪
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