・医療事務の資格まとめ
医療事務の資格はとても多い!自分に合った資格を探そう!
こんにちは、misa(@misa_iryoujimu)です。
今回は、とても種類が多い「医療事務の資格」についてまとめてみました。
医療事務の資格は、国家資格は存在せず、全てが民間資格となります。
なので、数がとても多く、全て挙げるとキリがないため、代表的な資格をまとめました。
これから医療事務の資格を取りたいが、どれを取って良いか分からない!という方も多いと思います。
それぞれの資格の特徴を確認して、自分に合った資格を探しましょう!
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
一般財団法人日本医療教育財団が実施する資格試験です。
45年以上続く試験で、知名度も高く、受験者数も毎年数万人となる、最大規模の全国統一試験です。
実施団体からの公表はありませんが、合格率は約50%~60%と言われています。
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 医科:年12回(毎月) |
合格率 | 約50%~60%(実施団体は非公表) |
受験料 | 医科:7,700円(税込) |
試験時間 | 3時間 |
試験方法 | 在宅試験(2020.5月現在) |
試験内容 | 学科:医療事務の知識についての問題を25問(選択式・60分) 実技Ⅰ:患者接遇についての問題を2問(記述式・50分) 実技Ⅱ:レセプト点検についての問題を4問(70分) |
合格基準 | 学科、実技Ⅰ、実技Ⅱの全ての得点率が70%以上で合格 |
以前は、47都道府県の公共施設などで毎月試験が行われていました。
2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で、試験は「在宅試験」となっています。
申込期間 | 試験日の2ヵ月前から3週間前まで |
申込方法 | ①受験料を財団指定口座に、銀行振込で納入する ②所定の受験申込書に振込明細書を貼付し、日本医療教育財団本部へ郵送する |
受験票 | 試験日の10日前までに受験票を発送 |
試験問題 | 受験申込書に記入された住所へ、宅配便にて試験日当日の午前中指定で試験問題を発送 |
解答用紙 | 試験日翌日までに、同封の返信用封筒に試験問題・解答用紙を封入し、発送記録の残る方法で送付する |
試験結果 | 試験日から約1ヵ月後に郵送で通知 |
さらに詳しい内容は、一般財団法人日本医療教育財団のHPで確認してみて下さい。
医療事務管理士技能認定試験
日本で初めて医療事務の技能を認定した資格団体「技能認定振興協会(JSMA)」が実施する試験です。
医療事務は受付、会計、レセプト作成など、医療現場を事務面からサポートする専門家になります。
この試験は、それらのスキルを証明する試験となります。
この試験に合格すると「医療事務管理士」の称号を得ることが出来ます。
受験資格 | 特になし |
合格率 | 約50% |
受験料 | 7,500円(税込)(学科・実技) |
試験方法は「会場試験」と「インターネット試験」のどちらかを選ぶことが出来ます。
・会場試験について
会場試験は、紙ベースで行う筆記試験となり、学科はマークシート択一式、実技では診療報酬明細書の点検と作成を行います。
また、会場試験では免除制度があり、学科・実技いずれか一方のみが合格した場合は、合格した科目の受験が6ヶ月間免除されます。
試験日 | 奇数月の第4土曜日(年6回実施) |
試験時間 | 実技試験(3時間)、学科試験(1時間) |
試験会場 | JSMA指定会場、各種学校など |
試験内容 | 実技試験:レセプト点検問題1問・レセプト作成問題2問(外来1問、入院1問) 学科試験:10問あり、マークシート(択一式) |
合格基準 | 実技試験:点検・各作成問題ごとに50%以上の得点をし、且つ、3問の合計で70%以上 学科試験:70点以上 ※実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格と判定。 ※実技試験は問題ごとに持点を定め、正解の得点合計により判定。ただし、全問題の得点合計が合格基準に達していても、いずれか1問の得点が50%未満の場合は不合格。 ※学科試験の得点は100点とし、正解の得点合計により判定。 |
試験結果 | 試験実施後、1ヵ月以内に文書にて通知 |
・インターネット試験について
インターネット試験では、好きな時に、好きな場所で受験が可能です。
試験は全て択一式問題となり、会場試験と違い、免除制度はありません。
試験日 | 受験料の決済完了後から2週間以内 |
試験時間 | 3時間(学科・実技) |
試験会場 | 特に指定なし |
試験内容 | 実技試験:レセプト点検、外来レセプト作成、入院レセプト作成 学科試験 |
合格基準 | 実技・学科の総得点率が70%以上 |
試験結果 | 試験後、画面上に表示 |
さらに詳しい内容は、技能認定振興協会(JSMA)のHPで確認してみて下さい。
診療報酬請求事務能力認定試験
内閣府認定である、公益財団法人日本医療保険事務協会が実施する試験です。
医療事務の資格の中では、最も難易度が高く、同時に医療機関からの評価が最も高いと言われています。
2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で試験は一時中止されています。
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 医科:年2回(7月、12月)、日曜日または祝日 |
合格率 | 約30%前後 |
受験料 | 医科:9,000円(税込) |
試験時間 | 3時間 |
試験会場 | 全国主要都市での会場試験 |
試験内容 | 学科試験:計80問(5者択一式のマークシート方式) 実技試験:カルテからのレセプト作成(外来1問、入院1問) ※資料は持ち込み可、通信機器は持ち込み不可。 |
合格基準 | 学科試験:70 点以上(100点満点)、平均点数(参考):71.2 点 実技試験:80 点以上(100点満点)、平均点数(参考):70.6 点 |
さらに詳しい内容は、公益財団法人日本医療保険事務協会のHPで確認してみて下さい。
医療事務認定実務者®試験
全国医療福祉教育協会が、2016年より実施している試験です。
合格率は60~80%となっており、難易度は易しめの試験となっています。
一般の方や、通信講座の受講生は「在宅受験」、認定機関が開講している講座の受講生の方は「会場受験」になります。
参考資料、ノート等の資料、電卓は持ち込み可能です。
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 年12回(毎月実施) |
合格率 | おおむね60~80% |
受験料 | 一般受験(一般の方):5,000円(税込) 団体受験(認定機関の通信受講生、および通学受講生の方):4,500円(税込) |
試験時間 | 90分 |
試験会場 | 在宅受験:一般の方、認定機関の通信講座受講生 会場受験:認定機関が開講している講座の受講生 |
試験内容 | 学科試験(マークシート):30問 実技試験(マークシート):レセプト作成について、外来1症例 |
合格基準 | 原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上を合格としています。 ただし、問題の難易度等により変動します。 |
さらに詳しい内容は、全国医療福祉教育協会のHPで確認してみて下さい。
まとめ
ザックリですが、今回は主な医療事務の資格をまとめてみました。
正直、調べてみてこんなに種類があるとは思いませんでした。
これでは資格を取ろう!と思ったときに迷いますよね。
また後日、資格の選び方や、筆者の経験談なども書いていきたいと思います。
②まずは何のために資格を取りたいのかを考えて、その目的に合った資格を目指しましょう。
では、今回は以上になります。
読んでいただきありがとうございました!
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